リハビリ療法部 小児リハビリテーション部門

理学療法

理学療法では、年齢や家庭のニーズに沿って児の「運動発達」や「運動学習」を促し、生活の中で必要な「姿勢・運動」に関して困っていることを改善する支援をしています。ご本人と保護者の意向を伺い、必要に応じて装具や歩行器、車いす、座位保持装置、立位台などの「補助具」を作成・調整いたします。その際には医師や補装具事業者等と話し合いながら、運動機能や環境に配慮した最適な補装具の作製を目指します。また、それらを家庭や学校等の生活環境に合わせ、保護者や先生方と連携しながら適切な使用方法について考えます。

作業療法

作業療法では、「日常生活活動」「遊び」「学習」など児が家庭・学校・余暇等で行う様々な活動の改善を支援します。具体的には「食事」「着替え」などの家庭生活や、「書字」「ハサミ」「ボールスキル」など学校で行う学習活動などについて、必要とされる協調運動・認知機能などの検査・評価を実施し、それを家庭や学校等で実施できるように保護者や先生方と連携した支援を行います。

言語聴覚療法

言語聴覚療法では、「ことば」や「構音」など「コミュニケーション」の発達促進や、食事の際に噛んだり飲んだりするような「摂食・嚥下」の改善を目指した支援を行なっています。また就学前から学校で必要となる「読み書き」の検査・評価も実施し、家庭や学校で日常的に取り組めるような学習方法を提案し、保護者や先生方と連携した支援を行います。

心理療法

心理療法では、「こころの状態」「行動の特徴」「発達の状態」等を各種心理検査を通して把握します。その結果をもちいて、本人の自己理解を促したり、家庭や学校でのかかわり方について提案し、状態の理解と困りごとの解決につながるよう、保護者や先生と連携した支援を行います。