放射線部門・X線撮影検査

X線撮影検査

X線撮影検査として、内科領域では胸部や腹部撮影、整形外科領域では全身の骨撮影、泌尿器科領域ではIVP(経静脈性腎盂造影)、CG(膀胱造影)などの各種造影検査を行っています。

FPD立位撮影装置

写真:FPD立位撮影装置

主に胸腹部、脊椎などの立位撮影に使用しており、上部と左右に手すりがあるので立位姿勢がとり易くなっています。
また、新方式間接変換FPDなので、最適な画像を高画質でスムーズに提供することができます。

FPD長尺用撮影装置

写真:PD長尺用撮影装置

これまでのCRシステムによる長尺撮影では、複数枚を合成する必要がありました。しかし、今回導入されたシステムでは全脊椎・全下肢撮影において、その必要がなくなり、患者様の拘束時間や被ばく線量の軽減が可能です。
従来の大角3連タイプや半切2連タイプのCRカセッテを上回る、17×49インチの撮影領域に対応し、身体の大きな患者様の撮影も容易に行えます。

FPDデジタルX線TVシステム

写真:FPDデジタルX線TVシステム

主に泌尿器科の検査に使用しています。テーブルは床面から約50cmまで下がり、車椅子やストレッチャーからの乗り降りが容易に行えます。また、FPDシステムを使用することで、前システムでのデメリットであった、歪みや感度ムラがない画像を得ることが可能になりました。

検査を受けるときに気をつけること

体内電子機器(ペースメーカー、ICD、刺激装置等)を装着されている方は事前にお申し出下さい。
※パルスX線による影響を受けますので注意が必要です。

アレルギー等がある方、以前に造影剤を使用して気分が悪くなったことがある方は、事前に主治医および担当の放射線技師にお申し出下さい。

  • 湿布やエレキバン、カイロ、アクセサリーなど
  • ブラジャーやスリップなど
    ※スポーツブラのように肩ひもの調節金具やホック、ワイヤー等の無いものであればそのままで撮影が可能です。

小児胸部用立位撮影台

写真:小児胸部用立位撮影台

乳幼児の胸部や腹部撮影において、保護者の方が安全に付き添える撮影台です。ガラス張りの防護シールド越しにお子さんの手を握り、お互いの顔が見える状態で撮影をすることが出来ます。

検査を受けるときの服装

撮影をする部位によっては、更衣をお願いすることがあります。
※金具やボタンの無い肌着、プリント柄などの無いTシャツであればそのままで撮影が可能です。

撮影する範囲にプラスチックや金属類がある場合は取り外していただきます。

  • ズボンのチャック、金属のボタンなど
  • ネックレスやヘアピンなどのアクセサリー、メガネ、補聴器、カイロ、お金など
  • ブラジャーやスリップなど
    ※スポーツブラのように肩ひもの調節金具やワイヤー等のないものであればそのままでかまいません。