子どものリハビリテーション・睡眠・発達医療センター

2019年10月1日に兵庫県立総合リハビリテーションセンターならびにリハビリテーション中央病院が開設50周年を迎えるにあたり、小児部門を改編し、名称を「子どものリハビリテーション・睡眠・発達医療センター」とすることにいたしました。小児整形外科部門、肢体不自由部門、睡眠障害・発達障害部門の3部門からなる子どものためのセンターです。
チーム医療を一層推進し、脳性麻痺、肢体不自由、睡眠障害、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、発達性協調運動症、限局性学習症などのリハビリテーションを行います。

医療とは、患者さんのからだ・いのち・こころ・人生を支え、個人が尊重され、安定的で文化的な生活ができる“ゆたかな地域社会”を創るための大切な制度です。
私たち職員は、子どもの育つ力を信じ、子どもが自分らしい人生を歩んでいけるよう、患者である子ども本人・保護者・地域の人々(医療、介護、保健、福祉、教育、雇用など)と協働し、“ゆたかな地域社会”を創ることを使命とし、精進してまいります。

2019年4月1日
子どものリハビリテーション・睡眠・発達医療センター長
菊池 清

兵庫県立リハビリテーション中央病院における「子どもの権利」
―(病院が)守っていくこと (病院で)守ってもらいたいこと

(2022年12月13日制定)

私たちは、安心して受診していただける療養環境の実現を目指し、当院の「子どもの権利」を明確にして、「病院内で守ってもらいたいこと」についても定めました。これらを職員一同が認識するとともに、子どもの育つ力を信じ、子どもが自分らしい人生を歩んでいけるよう、保護者の皆様とともに、チーム医療(医師・看護師・保育士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・公認心理師・薬剤師・臨床検査技師・診療放射線技師・管理栄養士・医療ソーシャルワーカー・訪問学級教員など)で子どもたちを支援して参ります。

Ⅰ 子どもの権利(病院が守っていくこと)
  1. 人として大切にされ、自分らしく生きる権利
  2. 差別されず、からだやこころを傷つけられない権利
  3. 自分にとって一番良いことを考えてもらう権利
  4. 分かりやすい説明を受ける権利
  5. 自分の気持ち・希望・意見を伝え、治療に参加する権利
  6. 病気のときも遊んだり勉強したりする権利
  7. 自分のことを勝手にだれかに言われない権利(個人情報保護)
  8. 自分の秘密が守られる権利(入院・外来診療の場でのプライバシー保護)
  9. 心配なとき、他の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞くことができる権利
Ⅱ 子どもと保護者にお願いしたいこと(病院で守ってもらいたいこと)
  1. 自分のからだとこころの健康について困っていることや、(学校や家での生活に)不安を感じていることなどを、できる限り正確に私たち医療者に伝えてください。
  2. 自分のからだとこころのために、必要な治療・検査などに積極的に取り組んでください。治療・検査・入院生活などで困っていることがあれば、私たち医療者に必ず伝えてください。
  3. だれもが安心・安全に治療を受けることができるように、社会のルール・病院の規則・病院職員からのお願いを守ってください。他の患者さんに迷惑がかかる場合や病院職員の仕事を妨げるような場合には、当院で治療を続けることができなくなることがあります。

各部門紹介

センターで行っているリハビリテーションについて

子どものリハビリテーション・睡眠・発達医療センター 業績