院長あいさつMessage from the director
当院は、平成18年7月にリハビリテーション医療に特化した病院として開院して以来、西播磨や中播磨県域を中心に利用者さまが毎年着実に増え、地域とともに歩み成長するリハビリ専門病院という運営理念に従って発展しております。兵庫県下の急性期病院や近隣の病院との密な医療連携により、脳卒中、神経難病、運動器疾患、脊髄損傷などの疾患に対して必要な時期に必要なリハビリ医療サービスを提供しています。当院の病床は、回復期リハビリテーション病棟と障害者病棟で構成され、多職種からなるリハビリテーションチームによる医療サービスにより利用者さまの早期社会復帰を目指します。
当院では、電子カルテによる職種間の情報共有と連携を高め、理学療法、作業療法、言語聴覚療法だけでなく音楽や園芸を治療に取り入れ、利用者さまより高い評価をいただいており、引き続き効果の検証を継続しています。また、入院中や退院前の自宅訪問によって退院後の生活を視野に入れた個別的なリハビリテーション医療の提供を実践しています。在宅社会復帰後の日常生活動作の機能維持を目的に、介護保険サービスを利用した短時間通所リハビリテーションサービスを提供しています。
また、先進的なリハビリテーション医療を積極的に取り入れ、診断やリハビリテーション治療に利用しています。
平成21年11月に開設された認知症疾患医療センターでは、西播磨圏域を中心にリハビリ専門病院という特色を活かし、認知症の予防から相談・診断・リハビリテーション・訪問まで専門スタッフによるサポートをするとともに、近隣の医療・保健・福祉・行政機関との連携のもと患者さま・ご家族の生活を多面的にケアサポートしています。
リハビリテーションサービスにとどまらず、MRI、CT、超音波診断装置、筋電図・脳波計、運動負荷機器、骨密度をはじめとする最新の医療機器やSPECT検査機器および反復経頭蓋磁気刺激装置を配置し、高度な専門医療でも県民の皆様の期待に応えるべく各診療科医師と職員が一丸となって邁進しますので、今後も当院をご利用いただきますようよろしくお願いいたします。