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触覚過敏について

夏の暑さから一転して寒い冬の時期になりました。
衣服も半袖・半ズボンから、長袖・長ズボン・靴下への衣替えや重ね着をするようになりますね。
この時期になると長袖・長ズボンへの移行を嫌がるこどもさんもいると思います。
『寒いのになぜ嫌がるの?』と不思議に思いますよね。

『そんなに寒くない』『運動をするときに動きにくい』など、人によっていろいろな理由があります。
その理由の1つとして、もしかすると感覚の感じ方に偏りがあるのかもしれません。

皮膚に触れる感覚(触覚)が過敏傾向にあると、
腕やあし・首筋に衣類が触れる感覚(触覚)が苦手な場合があります。
特に袖口や首回り・セーターの素材にみられやすい傾向にあります。
長袖以外にも、衣類のタグ・人と手を握る・砂や粘土遊びを嫌がることもあります。
感覚の感じ取り方はそれぞれ1人1人異なり、みんなが同じ反応をするとは限りません。
衣類の種類によっても皮膚に触れても平気・気持ちいいと感じる・不快に感じるように、個人差があります。
まずは、どの素材であれば大丈夫なのかを知ることが大切です。
大丈夫そうな素材のものを触って遊ぶことからはじめて、
少しずつ皮膚にあたる感覚に慣れていくことが大切です。
しかし、無理に行うと感覚に対して防衛反応が働き、今以上に嫌がるようになるので注意が必要です。

たとえば・・・
①さまざまな感覚のものを触って遊ぶ
感覚遊びを経験し慣れることも必要ですが、苦手な感覚の場合は直接触れないように
設定することが重要です。砂や粘土が苦手な場合は、ビニール袋にいれて袋の上から
触ってみる・好きな遊びを介すとよいかもしれません。

②お風呂の時に自分で手足や首を洗う・タオルで拭く
人に触れられるより、自分から触れる方が安心しやすいです。
タオルは上から下方向に動かしてみましょう。

③苦手な感覚は取り除くことも必要
衣類のタグを切る・袖口が直接皮膚に触れないように折り返すような配慮も大切です。

感覚の過敏さはすぐに改善されるものではないので、
個人のペースに合わせて少しずつ素材や触れる面積・強さを調整して
無理せずゆっくり慣れていきましょう。

先日当センターで開催したスキルアップ研修でも、
受講された方々に様々な感覚を体験していただきました。
実際に体験することで、『感覚の偏りが生活動作にどうのように影響するのか』
『その背景にはないがあるのかを知る機会になった』との感想が多く聞かれました。
感覚の偏りは目に見えないので周囲には気づきにくいですが、
子どもさんの行動を理解するためには必要不可欠な要素です。
行動のみでなく、その裏にはどのような背景があるのかを考えることが、
子どもさんの支援につながるきっかけになるかもしれません。

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