昨年の6月から始まった建て替え工事も終わり、旧棟の改修と周辺整備工事が残るのみとなりました。このような中、平成24年2月15日、子どもたちと職員による新棟でのくらしが始まりました。移転までは、環境が変わることに不安を抱く子もいましたが、新棟では布団敷きからベッドに代わり、個室を主体とした居室や男女別の大きな風呂、児童と職員が一堂に集える食堂など、ゆったりした新しい環境に子どもたちは大満足のようです。経済状況が厳しい中、建て替えにご尽力いただいた関係者の皆様に深く感謝いたします。
新棟は大きく分けて、2階に居室のほか、遊びの場であるデイケアルームを複数配置した生活棟(男女別)、別に風呂やトイレ、台所、リビングを持つ小規模グループケア棟、リビングやトイレのある高校生棟(男女別)があり、1階には治療棟、教育棟、管理棟、体育館が配置されました。管理棟は、心理士のいる事務室と教員室をドアのない一体の部屋とし、2階の支援員室には中階段で結ぶなど、関係職員の連携が取りやすい配置としています。新棟の延べ面積は2100m2、現在改修中の家族療法棟390m2と合わせ、2490m2の施設となりました。
入所・通所する子どもたちの数も変わります。入所は35人から50人に、通所は15人から20人となり、多くの入所希望にも応えられる規模となりました。特に入所については、事前相談が50ケースを超え、新しい学園への期待がひしひしと感じられ、私たち職員もこの期待に応えられるよう、4月中には満床となるよう計画を立てています。
今後とも保護者の皆様や関係者の皆様のご協力を得ながら、こころに悩みを持つ多くの子どもたちの手助けをしていきたいと考えております。
全国的にも数少ない子どもの心理治療施設で、明石市西部の緑豊かな自然の中にあります。
児童精神医学、心理臨床、児童福祉、教育の各専門スタッフが連携し、悩みを抱え、行き詰まったり、追いつめられた子どもや親への総合的な援助を図っています。
また、家族療法事業、外来相談事業の実施や、清水が丘学園児童心理臨床セミナー、夏には「公開講座」を開催するなど、地域支援事業も積極的に行っています。
外来相談で臨床心理士がご相談を受け付けています。お子さんに対してはプレイセラピィを中心とした心理治療を、ご家族に対しては、面接相談、親子合同面接を通して家族支援を行っています。
啓発活動児童に関わる今日的な問題を取り上げ、講演やフォーラム、 現場からの報告を行い、小・中・高校教員、行政職員、施設職員、臨床心理士、学生等の専門家の研修の機会となっています。
精神科医師や大学の教授等を講師として招き、事例研究や講義 など、専門家に対する研修を行っています。
県下の大学と連携し、年間を通して社会福祉士、保育士、臨床心理士を目指す大学生、大学院生を受け入れ、児童の生活ケアの補助や外来相談を担当してもらうなどの研修を行っています。
近畿情緒障害児短期治療施設協議会・兵庫県児童養護施設連絡協議会 と連携して、スポーツによる施設間の交流を図っています。
また、学習支援、余暇活動、行事、清掃活動などのボランティアを 積極的に受け入れ、地域に開かれた施設運営をめざしています。