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失語症と外来リハビリテーションFor doctor

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頻度は高くはありませんが、認知症の初期症状あるいは認知症になる前に失語症が顕著に現れることがあります。大きく分けて3つのタイプがあります。

一つは①意味性認知症です。見た物の言葉が思い出せない(喚語困難)、物の名前を聞いてもわからずそれを選べなくなります。人の名前や地名といった固有名詞、それに具体的な物の名前から分からなくなります。意味記憶が障害されます。

一つは②進行性非流暢性失語です。発語の量が減少し、努力性発語になります。助詞の間違いがみられる失文法、復唱の障害、音韻性錯語、言葉の思い出しに時間がかかるなど等の症状が見られます。ご本人は「うまく話せない」と自覚しています。

一つは③logopenic型進行性失語という新しいタイプです。自ら話す時、あるいは物の名前を言う際に、言葉が思い出せなくなる喚語困難がみられ、文の復唱が難しくなります。発話は速度が遅く、喚語困難のためしばしば止まってしまいますが、単語理解は保たれています。

この内3つのタイプの内、①②は前頭側頭葉変性症、③はアルツハイマー病の初期にみられることが多いタイプです。認知症の進行とともに失語症も進行しますが、これまでの言語リハビリテーションは脳卒中を始め、頭部外傷や脳炎等による失語症の回復期に行われるもので、このような進行性の病気に対しては基本的には行われませんでした。しかし、近年、認知症で生じる進行性の失語症に対して、リハビリの有効性が議論されるようになりました。

当院では認知症疾患医療センターの物忘れ外来で、進行性の失語症と診断された方に対して、通院での言語リハビリテーションを行う失語症外来を開設しました。現在通院されておられる方で、これらの失語症を疑うような症状でお困りの方がおられ、リハビリを希望されている方がおられましたらご紹介いただけましたら幸いです。

外来リハビリテーション

画像 | 外来リハの様子  認知症疾患医療センターでは2012年7月から、作業療法士、理学療法士、園芸療法士、音楽療法士による外来リハビリテーションを行っています。
 認知症を持つ人とそのご家族の方に対し、例えば着替えができない、トイレで失敗する、歩きにくいといった生活上の困難に対して練習やアドバイスをしています。
 また、不安が強い、イライラする、気力がないといった症状に対して、気分の安定を図り、日中の活動性を向上するための作業活動や運動、対処方法について、また、介護保険申請のアドバイスを行います。
 ご本人の能力や適切なケア、取り組むと良い課題などを担当ケアマネージャーや、地域包括支援センターと連携し、在宅生活をより安心安全に過ごせるようお手伝いしています。

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