発達障害児の診療についてのお願い

乳・幼児期の子どもたちの睡眠障害が、
意欲・学力低下を招きます。
睡眠改善により健全な状態に。

はじめに

当センターにおきましては児童・生徒たちが「朝起きできず不登校状態」であることやその他の睡眠問題(含:ナルコレプシー、睡眠時随伴症など)、あるいは赤ちゃんの時から夜間睡眠中にしばしば目を覚まし、良く泣き、不機嫌である、などの睡眠問題と関連して「運動発達」「言葉やコミュニケーション発達」に問題を抱えた子どもさんたちとご家族の不安や苦しみを「ご本人」「ご家族」「私たち医療スタッフ」のチームワークで解決すること、更にはこのような問題の出現を予防することを目指しています。

当科の発達障害児に関する診療ポリシー

従いまして、睡眠問題を伴う、あるいは睡眠問題に伴う子どもたちの発達問題に集中した取り組みをしているところです。これまで一般に見られる発達障害児への取り組みとは基本的な違いがあると思われます。たとえば「発達障害」と診断されたけれども具体的な対応(治療)はなく、コ・メディカル・スタッフ(言語治療士、作業療法士、理学療法士、臨床心理士など)にすべてが任され、小児科医への受診は半年あるいは年1回程度というような診療ではなく、最初から小児科医が密にかかわる医療でありその後はコ・メディカル・スタッフと連携しながら定期的に医師が責任を持って診療を進めようとするものです。実際には以下のような取り組みから子どもたちの発達をサポートします。

まず、当センターの小児科の専門医が診察・診断・評価・治療をさせて戴きます。

睡眠障害の有無について評価をする。

まず、睡眠問題の有無について評価させて頂きます。睡眠問題は詳細な問診により明確になるものであり即断できないものと考えております。睡眠問題の有・無判断は私どもにご一任願います。睡眠問題があれば、まずこのことを解決するための医療を行います。

不安・緊張を背景とする症状の改善(主に薬による治療です)。

睡眠問題改善に伴い様々な症状も改善することがありますが、それでも以下のような問題の改善が不完全であったり、改善されず残ってしまうことがあります。

視線が合わない、言葉が出ない、ときどきパニックが起こる、自分を傷つける行為や他者に乱暴することがある、ひとり遊びを好み皆に加わろうとしない、指示に従わ(え)ない、多動あるいはじっと座っていられない、音に対する過敏性などなどです。
これらの症状は、セロトニンの分泌に関連した主としてドーパミンという神経伝達物質の働きに過剰状態あるいは働きにくさなどによる問題があると考えられています。
しかし、この二つの問題点は、その子が持って生まれた素質というわけではなく、適切な治療により、ほぼ2〜3ヶ月で改善が得られることが多いものです。(場合によっては薬の調整が長引くこともあります。このような症状について私たちはてんかんの痙攣と同様にお薬による治療が必要で欠かせないと考えています)

これらの問題が改善しますと、子どもさんたちは、これからの訓練を受けるための準備が整えられた状態になります。

多動傾向への対応

それでも、まだ動きまわることが多くじっと座っていることができない状態が残るかもしれません。この問題はもう少し大きくなるまで観察させて頂きますが(具体的には6歳まで)、それでも解決せず日常生活に支障がある場合は治療をさせていただくことがあります。

コ・メディカル・スタッフへのご紹介

さて、子どもたちは学習するための準備を整えました。視線も合い始め学習意欲が出てきました。言葉を使ったコミュニケーションも改善しており、皆の中に入って遊んだり遊戯をしたりすることも可能になってきますし、あるいはその可能性が高くなります。これからは、様々な学習が必要です。そしてその学習を自分に取り込む能力も付いてきました。ここで、当センターを支えてくれている信頼できる当院のコ・メディカル・スタッフをご紹介いたします。ご家族もお子さんと一緒に学習を始めてください。